マイナンバー制度:アフィリエイトの場合はどうなるのか主要ASPに訊いてみた



この記事は「マイナンバー制度の導入によって 今後アフィリエイター側がASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に対して各自のマイナンバーを提示する必要があるのか?」について、2015年10月1日現在の主要APS各社の対応状況をまとめたものです

この記事を読む前に

あらかじめ断っておきますが、前回の記事にも書いたように、マイナンバー制度の導入と副業バレに直接的な関係はありません。

マイナンバー制度と"副業バレ"の関係について電話で問い合わせてみた

2015.09.30

一部で話題になっている「マイナンバー制度で副業のキャバクラ嬢が激減!」などというのは、「キチンとしたバレ対策をとってこなかったため、これまでも副業バレする可能性が十分にあったにも関わらず、なんとなくその可能性をすり抜けてきた幸運な人たち」は今後これまでみたいにはうまくいかなくなるよ・・・という話なのであって、本来マイナンバーの有無とは直接的な関係がないことです。

ちゃんと副業分を確定申告して、所得税や住民税をキチンと納めればいいだけです。

また、その逆の反応として「マイナンバーを提示しなくてよい副業ならバレる可能性はない!!」と考えるのも間違いです。

以下の記事で紹介しているとおり、現状(2015年10月現在)多くのASPではアフィリエイター側にマイナンバーの提示を求めない方針をとっています。

しかし、だからといって「お!アフィリエイトならマイナンバー提出しなくていいみたいだから、副業がバレないってこと?」などと短絡的に考えたりしないようにご注意ください。

アフィリエイトであっても、副業バレする危険性は"マイナンバー導入以前"からありましたし、"導入以後"にも同じようにあります。 ※詳細は前回の記事をお読みください

以上を留意して頂き、このページをお読みください。

アフィリエイト報酬の受領にはマイナンバーが必要!?

前回 「マイナンバー制度と”副業バレ”の関係について電話で問い合わせてみた」という記事を書きました。

これはタイトルどおり、マイナンバー制度の導入で「もしや、構造的・仕組的に"副業バレ"が起きてしまうのでは?」と不安に感じた私が、実際に政府広報の電話サポートにてアレコレ質問した際の内容をまとめたものです。

その際に、以下のようなやり取りがありました。

Q:収入が発生する場面ではすべてマイナンバーの記載・提示が必要になりますか?

A:源泉徴収を伴うような収入はすべて必要になります

Q:そうすると、逆に言えば「源泉徴収が伴わない収入」に関してはマイナンバーの提示は必要ないということでしょうか? 例えば、WEBアフィリエイトなどのように源泉徴収されない収入に関してはどうなりますか?

A: (間)・・・法定調書を取り交わすものに関してはマイナンバーが必要になります。

"法定調書"とは、税法等に基づいて税務署が適正な課税を確保することを目的に提出を義務付けている書類をいい「給与所得の源泉徴収票」をはじめ、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」も「法定調書」のひとつとされています。

現在、支払調書を「アフィリエイター側」に送付するASPは少ないと思いますが、ASPから「税務署へ」はしっかり送っているはずです。

ということは、今後、アフィリエイト報酬の受領にあたってはASP側に自分のマイナンバーを知らせる必要がある…ということのようにも思えます。

そのへんを具体的に確認してみたかったのですが、先方がそもそも「アフィリエイト」というものをご存知ない様子で、イマイチ判然としません。

そこで、今度はASP側に直接確認してみることにしました。

ASP側に送った質問の内容

以下のような質問をメールで主要ASPに送付して問い合わせてみました。

2016年1月から日本国内で導入されるマイナンバー制度に関して質問です。

(1)今後、アドセンスの報酬に関しても、私のマイナンバーを御社側に提出する必要が出てくるのでしょうか?

(2)アドセンス報酬などを御社と私、税務当局以外が閲覧することは可能なのでしょうか? ※副業でアフィリエイトをしているのですが、本業の会社にバレる可能性もあるのだろうか?という疑問です。

(2)に関してはASP側に尋ねる筋合いのものではないと思いましたが、何か意見が得られるかもしれないと思いダメもとで質問してみました。

以下に、情報共有を目的としてASP側からの回答を掲載しておきます。

主要ASPのマイナンバー対応状況

以下に 主要ASP各社から頂いた返答メールの内容をまとめておきます(※ご回答頂いた各担当者のみなさま ありがとうございます)。

なお、内容はあくまで2015年10月1日現在の各社の対応状況であり、その後、各社の対応状況が変化する可能性は十二分にあります(※ASP側もそのように言っています)。

なので、あくまで「現時点での参考資料」としてご覧になってください。

質問1に対する返答のまとめ

以下の表では「(1)今後、アドセンスの報酬に関しても、私のマイナンバーを御社側に提出する必要が出てくるのでしょうか?」に対する各ASP側の回答をまとめてみました。

メール本文の内容から、マイナンバーに対して「(1)対応が未定」、「(2)多分必要ない」、「(3)多分必要ある」の3グループに分けています。

対応が未定のグループ

アマゾン
アソシエイト
現在のところ、マイナンバーを提出いただく等の対応は決定しておりません。参加者様からマイナンバーの提出が必要な場合は、別途Eメールや当プログラム上にてご案内させていただきます。※下に追記あり
APEX 現段階では詳細については未定ですが、支払調書には個人番号または法人番号(いわゆるマイナンバー)を付記することが既に定められておりますので、源泉徴収の対象となる個人の方には個人番号をご提出いただく可能性があります。

【2017.12.8追記】アマゾンアソシエイトに関しては、2016年から「年中(1月~12月)の支払金額の合計額が50万円を超える」場合にはマイナンバーの提出が必要になりました。

多分必要ないグループ

楽天
アフィリエイト
楽天アフィリエイトサービスにおいて、現時点ではマイナンバーのご登録やご報告をいただく必要はございません。
Google
アドセンス
現時点では特にマイナンバーの情報をご提出いただく必要はございません。今後、予定がありましたら弊社からお知らせいたします。
A8.net 現在のところ、弊社ではマイナンバー(個人番号)の情報をご登録頂く予定はございませんので、ご了承ください。
アクセス
トレード
現状は必要ありませんがもし今後、国の方針で振込の際などに必要となった場合は別途メールや管理画面等で告知致します。
リンクシェア 現時点において、マイナンバーのご登録やご報告をいただく必要はありません。
DTI
アフィリエイト
現在のところは、マイナンバーを弊社に通知頂くという予定はしておりません。
エンジェル
アフィリエイト
弊社は源泉を徴収しておりませんので、マイナンバーの提出等は不要です。
アイモバイル 上記(註:マイナンバー)に関しまして、提出する必要はございません。
ジュエル
アフィリエイト
(旧Mライブ)
アフィリエイト報酬に関しまして、弊社は源泉を徴収しておりませんので、マイナンバーの提出等は不要となり、弊社がマイナンバーをお伺いする事はありません。

多分必要あるグループ

DMM
アフィリエイト
今後、マイナンバーの提出は必要となってまいりますが、手続き等に関しましては、正式に決定後にアフィリエイター皆様に情報をお知らせいたします。

質問2に対する返答のまとめ

以下は「質問(2):アドセンス報酬などを御社と私、税務当局以外が閲覧することは可能なのでしょうか?(※副業でアフィリエイトをしているのですが、本業の会社にバレる可能性もあるのだろうか?という疑問です)」 に対する返答を含む各ASPからの返答メールの画像です。※順不同

楽天アフィリエイト

asp_020

アマゾンアソシエイト

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【2017.12.08追記】2016年から「年中(1月~12月)の支払金額の合計額が50万円を超える」場合にはマイナンバーの提出が必要になりました。

Googleアドセンス

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A8.net

asp_021

リンクシェア

asp_023

アクセストレード

asp_025

DTIアフィリエイト

asp_006

エンジェルアフィリエイト

asp_012

APEX

asp_015

DMMアフィリエイト

asp_014

アイモバイル

asp_013

ジュエル(旧エムライブ)アフィリエイト

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※エムライブアフィリエイトは2015年10月からジュエルアフィリエイトに名称が変更されました。私が質問を送ったのが9月末だったためメールの件名が「エムライブ」という呼称になっています。



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