先日、いくつかの証券会社に口座を開いたのですが、その際 特定口座の選択で迷いました。
すなわち「 特定口座の"源泉徴収あり"と "源泉徴収なし"のどちらを選ぶべきか?」
この件に関して、独自にあれこれ調べましたので、同じようなことを悩んでいる方のために、ここに備忘録としてメモしておきます。
photo credit: Tax Return and Calculator via photopin (license)
源泉聴取あり/なし のメリット・デメリット
特定口座を「源泉徴収あり/なし」にした場合のそれぞれのメリット・デメリットについて書かれた記事はたくさんありますので、本記事では詳しくは触れません。
以下のサイト・ブログなどを参考にしてみてください。
投資初心者が特定口座で源泉徴収ありを選ぶべき理由
金融商品を購入して投資を始めるときに、最初に直面する税金問題が、特定口座の選択です。言葉の分かりにくさから、少なからず誤解されている人がいます。
特定口座のメリットとデメリットは?|よくあるご質問Q&A|SBI証券
特定口座のメリットとデメリットは?|よくあるご質問Q&A|SBI証券
これらのサイトをもとに「源泉聴取あり/なし」のメリットデメリットをまとめると、以下のようになります。
源泉徴収 なし
メリット
・証券会社を複数利用する場合、損益通算ができる
デメリット
・20万円以上の利益に関しては 確定申告の必要がある
・利益が「収入」としてカウントされるため 住民税や保険料の算出に影響する
源泉徴収 あり
メリット
・確定申告の必要がない
・利益が「収入」としてカウントされないため国保などの料金が安くなる
デメリット
・20万円以下の利益に関しては損になる(*払わなくてもよいお金を払ってしまう)
・(証券会社を複数利用する場合)損益通算ができない
利益が「収入」にカウントされない?
実は、はじめこの特定口座に関しては「源泉徴収なし」を選ぼうと思っていました。
わたしの場合、そもそもアフィリエイト収入の分もあるので、確定申告自体はさほど苦になりませんし(しかも資料は証券会社が揃えてくれるし)、第一、源泉徴収ありにしてしまうと、仮に20万円の利益だった場合4万円近くも差っぴかれてしまいます。
なので、確定申告という「面倒」は引き受けるから 源泉徴収なしでいいや…と思っていたのですが。
アチコチのサイトを眺めてみて大事なポイントに気がつきました。
"(源泉徴収なしを選択した場合)利益が「収入」としてカウントされるため 住民税や健康保険の算出にも影響する"
これ、普通のサイトでは「配偶者控除が受けられなくなるよ」という感じで語られていることが多く「うちはどうせ配偶者控除とかないし・・・」くらいにしか思ってなかったのですが、さにあらず。
“株式投資の全て”さんの「株の税金と源泉徴収の不思議」という記事には以下のように書かれています。
「確定申告の必要がない」というのは、証券会社が申告してくれるわけではなく、「源泉徴収されて所定の税金を納めているから、収入とみなさなくていいよ」というニュアンスで、法律関連のサイトなどを見てもハッキリと「確定申告の必要はないし、主婦であれば扶養から外れる事もない」と書いている事からも明らか。
また、ゆりもとFP事務所さんの「株の確定申告をすると国民健康保険料が上がる!?」でファイナンシャル・プランナー 関山さんは以下のように書いています。
「源泉徴収ありの特定口座」で出た利益は、確定申告をしなければ、国民健康保険料や上記のような控除の基準となる所得に、合算されないということなんです。
そんなことがあるんだろうか? といぶかしく思っていましたが、教えてgooの以下の記事では、まさしく所得が換算されていなかった例が出ています。
特定口座株式の源泉徴収アリと住民税の申告
その他(税金) – 特定口座株式の源泉徴収アリと住民税の申告 姉と所得証明書をとりに市役所に行ったところ、姉は特定口座株式の源泉徴収アリを選択していますので確定申告はしていませんでした。市民税課で
自分なりの結論
結論としては、初年度に関しては「源泉徴収アリ」で、運用。
収益の状況をみて翌年以降、真剣に検討してみる・・・ということにしました。
参考資料
以下のサイトの記事を参考にさせて頂きました。
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