バリューコマースの確定申告：確定報酬の確認方法と記帳例

確定申告用の備忘録として、私が登録しているASP（アフィリエイトサービスプロバイダ）の報酬額や手数料の確認方法と、帳簿への仕訳例（記載例）をまとめています（記事一覧はコチラ）。

今回は「バリューコマース」編です。

注意

当記事は自分用の備忘録として作成しているものです。管理人は税務の専門家ではありませんので、内容を参考にする場合は自己責任でお願いいたします。

バリューコマースの基本情報

まずバリューコマースに関して確定申告で必要となる基本情報を確認しておきます。

売上の仕訳タイミングは、本来はそれぞれの案件が確定した際に、その都度行うべきです。しかし、バリューコマースではそれぞれの案件の広告主が不定期に報酬の確定作業を行っているため、いちいち確定日を把握するのが困難です。

そこで私は「毎月の末日」をその月の報酬の確定日（取引日）として、バリューコマースがレポートで表示する1か月分の「確定報酬額（税込）」を帳簿に記帳するようにしています。例：2019年3月の報酬は 3月31日に確定したものとして仕訳

バリューコマースにログインしたら「レポート」メニューを表示し、「サイト選択」項目で「すべて選択」を選びます。

続いて「レポート選択」項目にて「サイト別支払いレポート」を選択し、対象の年の1～12月を表示させます。

注意

ちなみにここで「承認報酬レポート」を選択してしまうと、特別報酬などが加算されない額面が表示されてしまいます。そのため実際の報酬額（振込額）と金額が合わなくなるので注意！

月別の報酬一覧画面が表示されますので、「対象サイト：すべて」になっていることを確認したうえで、「合計」列の金額を月ごとに収入として記帳していきます。

記帳するのは「入金があった日」ではなく、「対象月の末日」の日付になるので注意しましょう。

例えば上図の場合だと「取引日：2019年1月31日／金額：247,929円／摘要：2019年1月分報酬」といった感じで記載します。

また、この画面のスクリーンショットを資料として保存します（※申告時に提出はしないが資料として保管）。

「最低支払額」に達していなくても記帳は必要？

バリューコマースでは、報酬の最低支払額が「1,000円」に設定されています。

このため、報酬の合計額が「1,000円」未満の場合は、銀行への振り込みが行われないわけですが、この場合でも帳簿への記帳は必要です。

例え1円でも報酬が発生したら、その月の収入として記帳（仕訳）を行います。

MEMO

白色申告では「発生主義」と呼ばれる考え方に沿って帳簿を作成します。「発生主義」においては、銀行にお金が振り込まれた時ではなく、「報酬を受け取る権利」が確定した時点を「収入」の発生した日と考え帳簿に記載します。

それでは、簡単操作で初心者にもおすすめな会計アプリ「やよいの白色申告オンライン」を使った仕訳例を紹介していきましょう。

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・取引日：※対象月の末日
・科目：雑収入
・摘要：「バリューコマース報酬 2019年1月分」など
・取引先：バリューコマース株式会社
・金額：※上で説明した方法で確認した確定額

バリューコマースでは、銀行支払い時に手数料が発生しません。このため、帳簿上で「支出」となるような取引は基本的に発生しません。

というわけで、バリューコマースで確定申告時に必要な「確定報酬」の情報を確認する方法と、実際の記帳例の紹介でした。

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・2018年：従来、希望者に向けて行っていた「支払調書」の送付を廃止。
・2019年：従来、報酬額などをサイト別にしか表示できなかったが全サイト合計で表示できるようになった。
・2021年：5月6日：本社を移転し「港区南青山」から「千代田区紀尾井町1－3　東京ガーデンテラス紀尾井町　紀尾井タワー21階」に住所変更